Uluru(Ayers Rock)


   

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 オーストラリアを代表する景色。1989年にオーストラリアへワーホリしに行こうと思ったキッカケが
エアーズ・ロックであった。あるドキュメンタリー番組でこの岩の特集をしており、見終わる頃には
すっかり行く気になっていた。取敢えず自分の目で見ておきたいと。

この時持参した”地球の歩き方” '90〜'91を見ると、
”アリススプリングスの南西約470kmにあるエアーズロックは、周囲9km、海抜867m
(地上からの高さは342m)の世界最大の一枚岩だ。オーストラリア大陸のほぼ真ん中にあり、
荒涼とした砂漠の真ん中に忽然と現れるその姿は、まさに地球のヘソというにふさわしい” と。

この当時はまだ世界最大であった。その後、西オーストラリア州にあるマウント・オーガスタスが世界最大の
一枚岩となり、現在エアーズロックは世界最大級の一枚岩となっている。

・マウント・オーガスタス:海抜1105m(地上からは858m)、パースの北850kmにそびえる。
エアーズロックの約2.5倍。 
マウント・オーガスタス←詳細はこちら。車か、カーナーボンからのツアーで行ける。

1990年9月、帰国まで1ヶ月あまりになっていたため、アンセット航空(当時は国内線のみ)の
カンガルー・エアパスという割引チケットを購入、シドニーからアリススプリングス経由でコネラン空港へ。

・カンガルー・エアパス:最高割引率39%でエコノミークラスに適用。総飛行距離10000km以内
(途中降機7回まで)でAUS$1199。当時のレートは1AUS$=\107(!!!)
但し、最低1回は州都以外で降機しなければならなかった。幸いアリススプリングスが州都でなかったので
問題はなかった。僕が購入したルートは、シドニー〜アリススプリングス〜コネラン〜アリススプリングス〜パース
〜アデレード〜メルボルン〜ホバート〜メルボルン〜シドニー。


登坂ルートの平均斜度45度、最大斜度48度。登岩当日の最低気温9℃、最高気温30℃。
ユララ・ツーリストリゾート内のガソリンスタンドで車を2日間レンタルする。
ツアーの出発は朝6時45分と早く、また色々な角度、時間帯に見たかったのでレンタカーにした。
ユララからエアーズロック間の道路は完全に舗装されているので4WDは必要ない。
現在はどうか知らないが当時、マウント・オルガへ向かう道は途中から未舗装でとてもバンピーであった。
スピードさえ出さなければ乗用車タイプで十分である。

・マウント・オルガ:アボリジニ語では”カタジュタ”(KATA TJUTA 沢山の頭)という。
エアーズロックの西30kmにある巨岩石群。36個の巨岩から形成されている。
駐車場から約15km地点に”風の谷”(The valley of the wind)がある。アニメのイメージになったとか。
発見された当時のドイツの女王の名前がオルガだったのが由来。(アボリジニ女性の聖地)
カンブリア紀の礫岩(石ころが固まって出来た堆積岩)・砂岩から出来ている。
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登坂時の注意:時折突風が吹くので”軽い人”でなくとも注意が必要。登坂中の転落死のほとんどが
突風によるものらしい。(死因は心臓発作が多い)亡くなった人達のネームプレートが飾られている。
大変乾燥した地域で、汗をかいてもあまり自覚を伴わないので、飲料水は多めに持参した方がよい。
またルート中にはほとんど遮蔽物がないので日焼けや日射病対策も。
(飛ばされた帽子を拾おうとして転落死する人が多いので帽子は被ってはいけないことになっているが・・・)

登坂口から最初の頂まで鎖場になっている。軍手があるといいかもしれない。
(必携ではないが日射でかなり熱くなっているので)
また、気温が38℃を超えるか風が強いと登頂禁止になる。
(その場合は鎖場の手前に”Warning”の看板が立てられる)

ウルルはアボリジニにとって数万年も前からの(男性の)聖地である。アボリジニは登頂を望んでいない。
岩の周りでは撮影禁止ポイントもある。出来る限り彼らの気持ちを尊重して欲しいものである。
観光客減少を懸念し、政治家や観光業界が圧力をかけているので一応は登岩可能となっている。
マウント・オルガでの登岩禁止は固く守られているようだが。
(2001年5月、アボリジニ長老が死去。しばらくの間、服喪のため登岩禁止となった)
頂上に書かれた沢山の”日本語の落書き”を見て恥をかきたくない人は登らないほうがいい。

ウルル=アボリジニのアナング族の方言で”日影の場所”と言う意味。
ウルルは砂岩(砂が固まってできた堆積岩)から出来ている。

1990年、何も知らずに登ってしまった僕には大きいことは言えないが、今後登岩を考えている方は
”聖地”ということを認識して、願わくば眺めるだけにして欲しいものである。

アボリジニに公民権が認められたのは1967年である。
1月26日はオーストラリアの建国記念日だが、アボリジニは”服喪の日”と呼んでいる。
タスマニアン・アボリジニは1876年に”絶滅”した。(数千人が生存しているという説もあり)
渡豪前にアボリジニの歴史を知っておいても損はないと思う。

ウルルは1985年にアボリジニへ返還された。現在はオーストラリア政府が
”99年契約”で借り上げている。


エアーズロックの主なツアー

Uluru-Kata Tjuta National Park は1987年と1994年、世界複合遺産に指定された。

ウルルのあるノーザンテリトリー(北部準州)の人口約19万人。

”北部準州”の面積は日本の約3.6倍

ノーザンテリトリー政府観光局


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