旅とは何か?どうでもいいと言えばそれまでだが。

旅とは”帰る(帰れる)かどうかわからないが、とりあえず出発すること”、という
説がある。出発日、帰着日が決まっているものは”旅行”だと。

語源を調べてみると、大昔の旅は大したお金も持たず行く先々で何かを
貰う、”賜ぶ”、”給ぶ”(たぶ)から変化して”タビ”になったとか。
”他火”=他人に火を借りる、というのもある。
江戸時代には”木賃宿”というものがあった。バックパッカーズの元祖の
ようなものである。

英語の”Travel”も中期フランス語の”travillen”(旅の骨折り)が語源で
”travail”(骨折り、苦痛)と同語源だそうだ。”トラブル”が語源というのは誤りである。
(ちなみにtroubleの語源はラテン語のturbulus”濁った”)

辞書を見ると”safari”も旅行という意味である。
アラビア語の”サファル ”(旅)が語源でスワヒリ語→英語と伝わった。

”貧乏旅行”というのは本来の旅の姿かも知れない。
旅人には”マゾ”が多いのだろうか?
携行品に鞭やローソクを持参している人には今のところ出会っていない。


赤貧続き、アクシデント多発で”荼毘”に付されませんように。



以下、大辞林より。

・旅の恥はかき捨て:旅先では知る人もいないし、長く滞在するわけでもないから、
恥をかいてもその場限りのものである。
※長期滞在では”かき捨て”とはいかないわけだ。

・旅は憂(う)いもの辛(つら)いもの:旅はよるべき所も頼る知人もないから、
とかく苦しくつらいことが多いものである。

・旅は情け、人は心:旅にあっては、人の情けがうれしく感ぜられ、
また人は心の持ち方が何より大切である。

・旅は道連れ、世は情け:旅は道連れのあるのが心頼もしく、世の中を渡るには
互いに思いやりをもつのが大切である。


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