シリア
Syrian Arab Republic


【ワシントン共同】米軍のバグダッド攻略が着々と進む一方、ブッシュ大統領が開戦の大義名分に掲げた
化学兵器など大量破壊兵器の開発・保有を裏付ける証拠が依然見つかっていない。米軍が焦燥感を募らす中、
米メディアなどの間では「隣国のシリアに隠匿したのではないか」との憶測が浮上、議会強硬派からも
「次の標的はシリア」との声も出ている。 [共同通信社:2003年04月07日 18時01分]

アサド大統領とサダムフセイン大統領が、シリアとイラクの国境で秘密会談をした、という情報が
ヨルダンから流れている。アメリカによってイラクの次にシリアが攻撃される可能性、イスラエルによって
シリアが攻撃される可能性など、いろいろの可能性があることから、イラク・シリアがなんらかの
協力関係を構築したいということと、シリアに対しイラクがイランとの関係強化の依頼を話し合ったのでは
ないかと思われる。 アブ・ハバル 2002年8月14日

1946年、フランスから独立。1970年、CIA支援による軍事クーデターで実権を握り、
翌年ハフェズ・アサド大統領就任。2000年、ハフェズ・アサドが亡くなり次男バシャール・アサド(歯科医)が
大統領就任。(長男バシルは94年交通事故死)

イラクの石油埋蔵量1125億バーレルに対しシリアは25億バーレル。
”アメリカがイラクに対する戦争を開始することになれば、イラクからシリアに延びている
石油輸送用パイプラインが、アメリカ軍による最初の攻撃対象となるようだ。現在、シリアはイラクから
送られてくる石油を非合法に、一日あたり15万バーレル密輸している、と指摘されている。
もちろんシリア政府はそうした事実はないと否定しているが。 アブ・ハバル 2002年5月30日”

クーデター後、パイプライン敷設工事をしたのはアメリカのベクテル社。

こう見ると”また石油”、と言えなくもないが、シリアの場合はやはり”イスラエル”だろう。
シリア軍の軍事力はアラブ諸国の中で唯一イスラエルと戦えるレベルだとか。
イスラエルからすれば、イラクに米軍がいるうちにシリアの軍事的恐怖を取り除いて欲しいところだ。
(イスラエルは国家予算の約16%を国防費に割いている)
アメリカはその見返りにパレスチナ政府承認を迫り、一気に中東和平としたいのか?
イラン、イエメン、パキスタンも残っているのでしばらくはドンパチが続くかもしれないが。
レバノンのイスラム教シーア派原理主義者組織”ヒズボラ”はイランから資金援助、シリアから武器援助を
受けている。

1967年の第3次中東戦争でシリア領土だったゴラン高原はイスラエルによって今日まで占領されている。
1981年、イスラエル国会は勝手にゴラン高原を併合してしまった。
1992年、イツハク・ラビン首相(当時)がゴラン高原返還に原則合意。
しかし、95年にユダヤ原理主義学生に暗殺される。シャロン首相の持論は”大イスラエル構想”である。
”旧約聖書に基づきシリア、レバノン、ヨルダンはイスラエルの土地である”というもの。
もちろん、パレスチナ国家樹立を認めた時点でシャロンも”暗殺対象者”となる。
敬虔なユダヤ教徒にとっては”神が与えたユダヤ教徒の土地を非ユダヤ人に渡した裏切り者”なのだ。

”Think tank”でわかるように、多くのユダヤ系アメリカ人やシオニストどもがブッシュに圧力をかけている。

イスラエルはモサドをフル回転させて様々な情報をアメリカに提供していることだろう。

”ユダヤ人に着ける薬”が早く開発されること願って止まない。

未だに人間の楯をしている連中は速やかにシリアに移動することを勧める。
その際は発電所とかではなく、アルジャジーラやアブダビテレビの支局がいいかも。守ってあげなさい。
(そろそろ無意味さに気づいているかもしれないが)

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