旧宗主国


[ブラザビル 11日 ロイター] コンゴ共和国の辺境地にある森林帯でエボラ出血熱が流行し、
これまでに100人が死亡、保護区に生息しているゴリラの約3分の2が死亡している。
同国のモカ保健相は、エボラ対策への寄付受領式で、「死者の数が100人に達した」と述べた。
前回の流行は1月で、首都ブラザビルから約700キロ北方のキュベット・ウエストにある密林地帯で起きた。
エボラ出血熱は、体液との接触を通じて感染し、致死率は50─90%。
高熱と頭痛があり、重度の内出血がみられる場合もある。モカ保健相は
「エボラ対策として、政府はこれまでに、3億CFAフランを支出しているが、国家だけでは対応し切れない」
と述べた。

[ジュネーブ 11日 ロイター] 世界食糧計画(WFP)は、世界が中央アフリカの飢餓に無関心だと
批判するとともに、緊急要請にもかかわらずまったく資金が集まっていない、と指摘した。WFPは2カ月前、
植物の種子などで命をつないでいる15万人の難民への食糧援助として、610万ドルの支援を呼びかけた。
しかしWFP報道官は記者会見で、「まだ1ペニーも届いていない。これは他の危機に必要な資金と比べても
最小限の金額だ。これは、世界で最も静かな危機といえる。
完全な無関心の中で事態が展開し、だれも話題にしないままに内戦が1つの国を破壊している」と語った。
WFPは11日、820万トンの食糧を調達するため、再度支援を呼びかけた。
中央アフリカは旧フランス植民地で、過去2年にわたり内戦が続いている。

※コンゴ共和国(旧 仏領赤道アフリカ・コンゴ州)1960年独立。
国家予算の40%を石油に依存している。

フランス首脳がもう少しお利口さんなら、旧宗主国としての責任を果たして
アフリカに人道援助を実施することでイニシアチブを取れるのに。
(拒否権だなんだと言う前に)

中東コンフィデンシャル

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