石仏
国連教育科学文化機関(ユネス コ)は2日夜、公式ホームページ で、アフガニスタンのバーミヤン
渓谷と
イラクのアシュール遺跡を 世界遺産に登録することを決めた と発表した。
パリで開かれている ユネスコの第27回世界遺産委員会 で決まった。バーミヤン渓谷の仏
教遺跡は
2001年に旧タリバン政権 が破壊、その後も石窟(せっくつ)の壁画が壊されるなど被害が拡大
していた。
[共同通信社:2003年07月03日 13時45分]
バーミヤンの石仏がタリバンによって破壊される映像は記憶に新しい。
あの時、”日本政府は厳重に抗議すべきだ”という意見があった。
しかし政府は抗議しなかった、いや出来なかった。
明治維新の際、新政府が出した”神仏分離令”(1868年)、いわゆる”廃仏毀釈”(はいぶつきしゃく)に
よって、日本各地で寺院、仏像、経典などが破壊された。
梅原猛氏曰く、”廃仏毀釈がなかったら日本の国宝は現在の3倍はある”
わずか百数十年前にわが国で起きた出来事だが、歴史教育のせいかあまり知られていない。
国を挙げてなにかをする時は、後世のことをよく考えてから行動すべきである。
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