PKF


[バグダッド 19日 ロイター] 米軍によると、バグダッドの国連事務所の爆発は、
自動車爆弾によるもので、この爆発によって建物は大きな被害を受け、数十人の負傷者が出ている。
米軍広報担当者はロイター通信に対し「われわれは、午後4時半(日本時間午後9時半)に
カナル・ホテルで自動車爆弾の爆発があったことを確認できる」と述べた。
国連は同ホテルを事務所に使用している。 [ロイター:2003年08月19日 23時18分]


この攻撃で、セルジオ・デメロ国連事務総長イラク特別代表が死亡した。
米英中心に多国籍軍という形を取らずにイラク攻撃が行われたため、
国連はイラク戦後復興への直接介入が遅れていた。
PKFの派遣にしても多くの国が消極的で、数カ国がバラバラに派兵しているに過ぎない。
(PKFとしての派遣なら費用は国連負担)

この自爆テロをきっかけにPKF派遣が決まれば、自衛隊派遣に二の足を踏んでいる日本も
問答無用で参加することになろう。

PKO協力法、参加5原則
(1)紛争当事者間の停戦合意
(2)活動地域の属する国を含む紛争当事者が参加を受け入れる
(3)特定の紛争当事者に偏ることなく中立的な立場
(4)以上の原則が崩れた時は部隊を撤収できる
(5)必要最小限の武器使用

1,2はフセインがいないので不問。(紛争当事者は暫定政権でなくサダム・フセイン)
3はPKO活動として国連がPKFを派遣した時点で中立的な立場が成立する。

国連事務総長代理が爆殺されたとなれば、フランスなどの”嫌米国”も参加せざるを得ない。

・PKF派遣=費用国連負担=米軍の戦費負担軽減
(米軍もPKFの一部となれば戦費負担は事実上なくなる)
2003年7月時点でのアメリカの対イラク戦費及び戦後処理費は$480億(¥5兆6640億)を
超えている。(ブッシュが米議会に提出した補正予算は¥9兆)

・イラク人ゲリラの攻撃対象も広がり、米兵犠牲者も減少させられる。
(ベトナム化回避)

米兵の死傷者が後を絶たない現在、事前にテロ情報があっても米軍が見て見ぬフリを
した可能性や、CIAの関与まで想像される。

自国の大統領を平気で暗殺してしまう国なら、何をやってもおかしくない。

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