【バグダッド共同】国営イラク通信などによると、イラクのフセイン大統領は16日、米国が大規模な攻撃を
仕掛けたならば、イラクとの戦争は「世界中の空、陸､海」での戦争に拡大するだろうと警告した。
大統領は米国は「シオニスト（イスラエル）のような悪人にはあらゆる兵器の生産を認めている」
と指摘した上で「誰がイラクを裁く判事に米国を指名したのか｣と訴えた。
[共同通信社：2003年03月17日 07時34分]

イラクが世界規模で派兵できるはずもなく、自ら世界のテロリストと係わりがあることを
うっかり認めてしまったのか？
フセインは頭が悪いというのは有名だが、これではアメリカの思う壺である。

【ロンドン共同】17日付の英紙デーリー・エクスプレスは、イラク兵士の10〜15％が既に軍から
逃げ出していると報じた。同紙がカタールの情報筋の話として伝えたところによると､米英軍側は
イラクの軍隊向けに12万枚のビラをバグダッド周辺などにまき､戦闘をあきらめるか死を選ぶかを求めた｡
ビラを読んだ兵士らは､軍から逃げ出したり、司令官に大量破壊兵器を使わないよう
説得しているという。 [共同通信社：2003年03月17日 11時39分]

暗殺か亡命が成されれば、民間人の犠牲者は最小限ですむはずだ。

（余談）”旧宗主国”で指摘した中央アフリカでクーデターが起きた。空港が閉鎖されており
外遊中だったパタセ大統領は隣国カメルーンへ退避した。

フランス大統領の支持率が過去３０年で最高の６７％を記録した。
イラク戦反対が追い風になったようだが、失業率は１０％を越えている。
どの国も内政から国民の目を逸らさせるために必死のようだ。
１９９９年のフランスの武器輸出額は９９億ドル（シェア１３％）。これはアメリカ、イギリスに次、世界第３位。
核弾頭を３４８個も持っている国が”戦争反対”、聞いてあきれる。

フランスは既にイラク攻撃の準備を完了しており、米軍機の上空通過さえ許可している。
強かというか、いけ好かん国だぜ、まったく。