月齢


だいぶ前だが、真夜中に軽井沢の林道を歩いたことがある。ちょうど満月の夜。
街灯も民家も無かったが月明かりでほのかに明るく歩行に支障はなかった。

砂漠もまた同じで、月夜はトーチ無しで歩けるとか。

1991年1月17日、湾岸戦争開戦。この日の月齢は1、つまり新月。
真っ暗闇の中に響く、砲弾とミサイルの風を切る音は恐怖心を増したことだろう。

アメリカ軍は特に月の満ち欠けを重要視しているようだ。

・1945年3月10日の東京大空襲は月齢25(新月4日前、金色夜叉と同じ月)に行われた。
しかも新月ではないため、月の昇る20分前には爆撃を終了したとか。

・2001年10月8日のアフガン空爆は月齢20(下弦の月前日)でかなり明るいのだが
やはり月の昇る前に爆撃を終了している。


2003年3月の月齢は

・3月3日 月齢1(新月)  ・16日 月齢14(満月) ・23日 月齢21(下弦の月)

今月はイスラム暦(ヒジュラ暦)だと”ムハッタム:戦いを禁ずる月”になっている。(3月5日〜4月3日)
ちなみに4月4日〜5月2日は”サファル:戦いで虚ろな月”となっている。
まあ多国籍軍ではないので米英軍のみならイスラム暦は関係なくなるが。

そして砂嵐。3月〜5月にはイラクで猛烈な砂嵐が吹き荒れる。
このため多くの評論家は2月中に開戦という推測をした。
しかし今はもう3月。

砂嵐の影響は、ハイテク戦車などに砂粒が入り込み、故障して使い物にならないと。
現実はどうなのだろうか?米軍は生物化学兵器が使用されることを想定している。
砂が入り込む程度の気密性では”全滅”してしまう。
湾岸戦争以後、改良が進み砂害を克服しているとしたら?
アメリカは常に戦場を”兵器実験場”として利用している。
砂嵐を味方につければ余裕で勝てる。

さて、ここで最新ニュースが。
[ロンドン 6日 ロイター] 英デーリー・エクスプレス紙は、ペルシャ湾岸地域に駐留している英国軍兵士が、
3月17日の対イラク攻撃開始に備えて、準備体制を整えるよう命じられている、と報じた。
同紙が、複数の英議会関係者の話として報じたところによると、クウェート駐留の英国軍将校は、
3月17日のイラク侵攻開始に備えるよう命じられている。 また、3月13日からは、大規模かつ
電撃的な空爆作戦が計画されているという。 国防省報道官は、この報道に関するコメントを控えている。
(ロイター)

3月17日といえば満月前日。月出没を計算すると17:09出、翌06:20没。(バグダット)
13日は02:45に月が沈む。午前3時から日の出までに集中空爆か?
(日本時間3月14日金曜 午前9時頃?)

バイオタイド理論:精神科医リーバー博士の”人間の体内水分は60〜70%が水分なので、
体内でも月の引力により潮汐作用が起きて、そのことが人間の行動や感情に影響している”との説。
満月の夜、殺人事件や交通事故が増えるという統計もある。
兵士が興奮して戦意が高揚することを狙っているのかもしれない。

願わくばごく自然に開戦して欲しい。国際世論を同調させるために911並みのテロを演出して
イラク人テロリストを逮捕、空爆開始などというシナリオで無駄な犠牲を出すことだけは
避けてほしいものだ。

米軍のトルコ駐留が不可能になっても北部からの攻撃は可能である。
(トルコ議会の議決を無視して配備は進んでいるようだが)
イギリス軍基地がキプロスにあり、イラク北部のクルド人自治区の滑走路
既に改修が済んでいる。ルーマニアも昨年空軍基地の使用を認めている。
現在も続いているアフガンへの空爆を行っている戦闘機はウズベキスタン
キルギスタンの基地から出撃している。一部をイラクへむける余裕はあるだろう。
地中海には2隻の空母”ハリー・S・トルーマン”と”セオドア・ルーズベルト”が配備されている。

そういえば、以前レーガン大統領が占星術師を雇ってスケジュールを決めていたというのがあった。
ブッシュも同じなのかもしれない。なんでも、これから7年間天王星が魚座に滞在するので
第3次世界大戦に突入という占いがあるらしい。(戦争の星”火星”が2003年、もっとも地球に接近し、
戦争が起こるというのもあるそうだ)ヒトラーが占星術に傾倒していたことも有名である。
フセインは”イスラム占星術”を利用しているのだろうか?

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送