蒔かぬ種は生えぬ
No pains,no gains.


アフガン空爆の際、タリバンやアルカイダの地下基地が話題になった。
旧ソ連軍にして”難攻不落”と言わしめた。
しかし、アメリカ軍は最新兵器を使って攻略に成功。
もとはと言えば、旧ソ連がアフガン侵攻した際、CIAが建設したものだから
壁の厚さ、穴の深さ、形状の細部まで知り尽くしていたわけだ。

湾岸戦争の際、クウェートを爆撃したイラク空軍機はフランス製ミラージュ。
迎撃にあたったクウェートの戦闘機もミラージュ。

イラクのスーパーガンや30センチ砲はイギリス製
生物化学兵器はドイツ製、旧ソ連製
各種ミサイルは旧ソ連製、アメリカ製
地下”秘密”基地はイギリス、ベルギー、旧ユーゴスラビア、ドイツの多国籍企業製
イスラエルによって破壊されたオシラク原発はフランス製
その原発用のウランもフランスから運ばれた。
弾道ミサイル製作に利用されると知りながらコンピューターを売却したのはヒューレッド・パッカードである。

米英以外の国が戦争に反対している理由は平和ではなく、メンテナンス料など
既得権益が無くなってしまうからである。

ロシアは旧ソ連時代の対イラク武器輸出債権を約90億ドル引き継いでいる。
(フランスは約45億ドルが未回収)
ロシア企業のルクオイルは1997年、西クルナ油田の開発契約を結んだが2002年12月、
イラク側が契約破棄。中国、フランス、ロシア、イタリア、ベラルーシがイラク油田の開発、
掘削契約をしている。

米軍機の迎撃に飛び立ったミラージュが次々に撃墜され、旧ソ連製の戦車が
おもちゃのように壊されたら、兵器市場はアメリカ製に独占されてしまう。
中東の金持ち国家はこぞって最新兵器をアメリカに発注する。
今イラクはアメリカにとって、物産展や駅弁祭りの会場に過ぎない。

もちろん、戦後の石油権益が最大の理由なのは言うまでもない。
既にイラク反政府勢力と石油メジャーの間で商談が始まっているらしい。
イラクの石油埋蔵量は約1120億バレル(1999年OPEC)、天然ガスは110兆立方フィート。
探せばもっと見つかる可能性もある。
(ちなみにロシアは約490億バレル、カスピ海沿岸諸国は約150億バレル)

イラクの石油輸出先のうち、ロシア、中国、フランスの3カ国だけで全体の50〜60%を占めている。
何故イラク攻撃に反対なのかは明白、安い石油が買えなくなるのだ。
”オキュパイド・イラク”では値上げは必至。

アメリカはアフリカの石油にも注目している。(アンゴラ、ガボンなど)
(アフリカ全体の埋蔵量は約797億バレル)
近い将来、アフリカ大陸も戦場となるだろう。

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