北朝鮮油田


埋蔵量5千万バレルの油田発見 北朝鮮
北朝鮮の油田試掘権を持つシンガポール企業ソブリン・ベンチャーズは29日、北朝鮮東北部の
中国国境地域での調査の結果、推定埋蔵量約5000万バレルの油田と、1兆立方フィートの
天然ガス田を発見したと発表した。
同社は昨年9月、北朝鮮の穏城を中心とする約6000平方キロの地域の試掘権を北朝鮮から得た。
今年2、3月に調査を行ったが、調査面積は全体の3分の1にすぎないため、実際の埋蔵量は
今回の推定分の3倍が見込めるとしている。同社はカナダ企業と組んで、今秋から試掘のための
本格的な地質調査を始める。(共同電)

(北朝鮮は1999年から年間220万バレルの石油を生産している。うち半分を軍事備蓄にまわしている。)
(アメリカで1日に消費される石油は約2000万バレル。1バレル=159g)


既にご存知の方もいるだろうが、北朝鮮で油田が見つかった。
27日にはアメリカのアーミテージ国務副長官がパキスタン、中国歴訪後来日。
来日目的はアメリカ大使館によると、”日米戦略対話”だそうだ。
決してイラク攻撃の協力要請ではない、と。あながちウソではないと思う。タイミングが妙だ。
アーミテージが日本にいる。時を同じくしてボルトン国務次官(軍備管理、国際安全保障担当)は訪韓中である。

アメリカは北朝鮮を”悪の枢軸”と呼び、核開発に関連し査察を受け入れろと。
しかし、この油田から産油が開始されれば、しばらくは原発に頼らなくても良くなる(永久にではないが)。
北を攻撃する口実が無くなってしまう。
アメリカは世界のオイルを操りたい。紛争、戦争が起きることで軍産複合体を恒久的に維持したい。
つまり”平和を望んでいない”国である。しかも自国の犠牲を最小に抑えたい。

北朝鮮のエネルギー不足は深刻である。だからこそ核開発に走ったわけだ。
特に石油資源の乏しさから、軍備にも問題が出ている。
アメリカのトップガンの年間飛行訓練時間は約250時間、航空自衛隊は約150時間、台湾空軍は約180時間、
中国空軍80時間、ロシア空軍20時間。では北はどうか?驚くなかれ、年間”4時間”と言われている。
つまり、長時間訓練してしまうと実戦になった時”ガス欠”というマヌケな状態になってしまうのだ。

(ジェット燃料油の原油からの生産得率は4%、ガソリンは23%)


油田が本格稼動すると、口実と制空権に重大な問題が生じる危険がある。

アーミテージ来日、ボルトン訪韓、小泉総理訪朝表明。関連があると見るのが自然のように思う。
OPEC(石油輸出国機構)総会が小泉訪朝の2日後、19日から大阪で開催される。

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