イラク利権


” [モスクワ 10日 ロイター] ブレア英首相は、ロシアがイラク国内に保有する経済的利権は
「合法的」なものであるとの認識をもってこの問題に取り組んでいく、と述べた。
イラクにおける国連査察活動の再開に関する国連安全保障理事会決議を厳しい内容とすることへの
ロシア政府の支持を確保することが目的という。プーチン大統領との会談を前に、同首相が記者団に述べた。
一方、ロシアの石油産業がイラクと緊密なつながりを維持していることに言及し、「イラクとの既存の契約に関して、
ロシアは確かに合法的な権利を保有している。われわれはこれについて慎重に配慮する意向にあり、
またロシア政府もこの点を確認したがるだろう」と述べた。”



ロシアは米・英の主張するイラク攻撃の真の目的を理解している。核査察ではなく、石油利権である。
もちろんロシアには旧ソ連時代のイラクの債務問題もあるのだが。
プーチンやシラクはイラクへの攻撃に関し、やんわりではあるが反対していた。


・10/ 4 プーチン大統領、イラクでの国連査察団の速やかな活動再開を求める声明。
・10/ 7 米露大統領イラク問題を電話会談。(プーチン誕生日)
・10/10 上記の通り、イラク国内のロシア利権に配慮とブレア英首相声明。
・10/10 ロシア南部、チェチェン共和国グローズヌイの内務省庁舎で爆弾テロ。
・10/11 露大統領、国連新決議容認を表明。


・10/ 6 イエメン沖でフランスのタンカー”ランブール”爆発炎上。
・10/ 9 米仏大統領電話会談。
・10/ 9 仏大統領、イラクに対する国連決議採択に反対表明。
・10/10 アデン・アブヤン・イスラム軍犯行声明。”米艦と間違えた。米、仏は不信心者。”
・10/11 仏政府、タンカー爆発はテロ攻撃と確認。

シラクはどう出るか?
これを口実にアメリカはジプチに集結させている部隊をイエメンに投入するのか?
チェチェンもイエメン沖も何だかアメリカ(CIA対外活動)が絡んでいそうな雰囲気がしてならない。
国連安保理常任理事国=第二次大戦戦勝国だから仕方ないが、今は21世紀・・・

10/10・11 中国、キルギスタンが”反テロ合同軍事演習”実施。

中国でテロ(っぽいこと)が起きるかどうか?
ただ、中国の場合、チベットや新疆ウイグルの独立派の問題がある。
下手をすると中国政府が”テロ撲滅”を理由に彼らの弾圧に走る危険がある。
アメリカは8/26、新疆ウイグルの”東トルキスタン・イスラム運動(イスラム教組織)”をテロ組織に指定した。

クウェートでの米兵射殺事件の犯人がアルカーイダから訓練を受けていたと発表された。

今回はどんな”ウソ”を理由に開戦するのか見ものである。
あまりにも国際世論の賛成を得られないで慌てているアメリカが滑稽に見える。

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