不審船



2001年12月22日、中国の排他的経済水域で沈没した不審船。
海上保安庁の巡視船が発砲する映像はかなりのインパクトがあった。
海保は”20ミリ機関砲は貫通するだけなので、自沈(自爆)した可能性が高い”と。

威嚇にせよ直撃にせよあの時の発砲は妥当だったのか?
相手は”不審船”である。国籍不明ではあるが、九分九厘北朝鮮の工作船と言われている。
ならば射撃してもよいのか?僕の答えは”NO”だ。

なぜならば、”たぶん北朝鮮の船”以外、情報がないからである。
何が積載され、何人の人間が、何を所持して乗船しているかわからない。
だから”不審船”なのだ。

現在日本と北朝鮮との間には”拉致疑惑”問題がある。
もし、仮にあの船内に”拉致”されたばかりの日本人が監禁されていたとしたら?
船内の状況がわからない状態で発砲。威嚇だろうと自沈だろうと関係ない。
邦人が乗船していないということが100%明確でない限り発砲はするべきでは
ないと思う。乗っていないのが明確なら撃沈しても構わないと思うが。
少なくとも”無事”目的地に到着すれば、その後”救出”できる可能性が残される。
死んでしまっては元も子もない。

中国の”懸念”を理由に引き上げが遅れているようだが、遺体が完全に腐敗し
国籍がわからなくなるのを待っているのではないことを願ってやまない。


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