魔法のランプ
グレイビー・ボートと聞いて、すぐにその物が思い浮かぶ人はどれくらいいるだろうか?
33年生きてきて初めて聞いた言葉である。
とあるBBSに、カレーを入れておく入れ物の名前を知らなかったので
”魔法のランプの上が取れちゃったような入れ物”と書いたところ、グレイビ〜という名前だと書き込みがあった。
ネット検索してみると、
”この容器の銀器としての用途は、カレールウを入れるためにつくられたのではなく、
実は、フランス料理などでサラダにかけるドレッシングや、ローストビーフにかける
グレイビーソースを入れるために考案されたものです。 そこで、正式名称が「グレイビーボート」。
いっぽうの注ぎ口が船の舳先のように細くなっているところからの命名です。けれども正しい使い方は、
注ぎ口を傾けるのではなく、軸がカーブしたレードルで取り分けます。フランス料理のフルコースなどで、
サービスの人がサラダにドレッシングをかけてくれたという経験がおありのことと思います。
彼らのサービスの現場や洋食産業界では、単に「ソースポット」と呼ぶこともあるようです。
考えてみれば、あのカレーだって、ご飯にかけるソースですよね。”
だそうだ。”モノの名前がわかるページ”←参考にしたページ。
ここに掲載したのは、おそらくこの先の人生で2度と使わない言葉かもしれないと思ったからである。
(たぶん忘れてしまうのでメモ代わりに使ってます)
少なくとも僕の生活には必要のない言葉&製品のような気がしてならないのだ。
フランス料理のフルコースを食べたことがないし、まあ食べたいとも思わないし。
フォアグラよりは白子という感じである。
過去にもこの類の言葉があった。シドニーの英語学校に通学していたとき、授業で体の部位を図に書き込む
テストのようなものがあった。単に人体図がプリントされており、自分の知っている部位に矢印をつけて単語を
書き込むというスタイル。
その時に、”盆の窪”、”喉仏”、”蒙古斑”などを何と言うか知った。
ちなみに、
盆の窪:”the hollow of the nape”(単純に”うなじの窪み”だった)
喉仏: ”Adam’s apple”キリスト教と仏教の違いなのか?
蒙古斑:”Mongolian spot”辞書で引いて書き込んだのだが先生には通じなかった。
おやしらず:”wisdom tooth”知恵の歯?
のどち○こ”the uvula”和英辞典にはっきり”ち○こ”と書いてあって、ひとり教室で微笑んでいた。
(正式名称:口蓋垂・コウガイスイ)
日本語でも”盆の窪”はほとんど使わない言葉かと。会話中だったら指差して”ここ”で済むし。
むかし、連想ゲームでガッツ石松が”重箱”という答えを導くために
”カツ丼入れるやつ、カツ丼、カツ丼だよ。”と額に汗しながらがんばっていたのを思い出す。
それならカツ重だって。
”カレー入れるやつ、魔法のランプの上が取れたちゃったような・・・”でがんばってみます。
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