少年兵


フセイン政権はバクダット周辺に8000人あまりの少年兵を配置していると言われる。
年齢は14歳以上18歳未満が中心のようだ。

イランイラク戦争末期、双方が少年兵を多用した。
イラン軍は少年兵に地雷を持たせ、イラク軍戦車に突入させた。

イラク軍はさらに凄まじい。地雷原突破に使ったのである。
地雷は、踏んだだけでは通常即死しない。負傷兵を置き去りに出来ず、
数名の兵士が収容に当たるため、前進速度が落ちることを狙った兵器である。
”次は自分かも”というまわりの兵士へ恐怖感を与える効果もある。

横一列に並ばせ地雷原を前進させるだけなのだが、結果は明白。
地雷を踏んだ少年兵は足を吹き飛ばされる。
イスラム教の場合、死ぬにあたって五体満足でないとアラーの元へ召されない
というのがあるそうだ。少年兵の後ろから成人兵が付き、足が吹き飛ばされた瞬間
背後から射殺したという。少年兵はまだそれほど訓練していない、つまり費用がかかって
いないので多用されたようだ。

・湾岸戦争では10万人のイラク少年兵が戦死した。

・イギリス軍は伝統的に少年兵を採用している。新兵の3分の1は18歳以下だそうだ。
現在は海外派兵は中止しているが、採用は続いている。

今回の戦争で米英軍の少年兵への対応があれこれ言われているが、
上記2点を踏まえれば、彼らはお構いなしに攻撃するだろう。

問題は戦後である。文字通り戦後復興の”即戦力”である若者が少なければ
それだけ時間がかかるだろう。

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