ビフィズス菌


戦争の話題が多いのでたまには。

ヨーグルトなどの乳製品でお馴染みのビフィズス菌。”善玉”として有名である。
ところが、先進各国の中で”善玉”扱いをしているのは日本とフランスのみだという。

母乳中に多く含まれ、乳幼児の腸内細菌の95%を占めている。
成人で15%に激減、60歳を過ぎると1%にまで減る。

通常は唾液と胃酸でほとんどが死滅するようだが、最近のプロバイオティクス技術の
進歩で大腸に生きたまま届くようになったという。

どこが問題なのか?
本来”善玉菌”は腸内を酸性にし、悪玉菌を減らし免疫力をアップさせる作用がある。
しかし、悪玉菌の占有率が下がると活発になったビフィズス菌が暴走するという。
その刺激のため腸が炎症を起こし、この状態が頻繁におきると大腸ガンの発症率があがるそうだ。

乳製品を食べて腹痛を感じる人は特に注意が必要とのこと。
”アシドフィルス菌”はこのような暴走がないのでオススメである。
善悪のバランスは微妙なようだ。



ついでにもういっちょ。

以前、サラダオイルの包装にあふれていた”リノール酸”の文字。
ところが最近はもっぱら”オレイン酸”。原因は10年ほど前に雑誌に載った記事。

曰く、”リノール酸は体内でアラキドン酸からプロスタグランディンに変化し、これが
ガン細胞の増殖を促進させるホルモン作用を起こしやすいことが分かっている。
またプロスタグランディンには血小板を固まりやすくする作用があって血栓の原因に
なったり、体の免疫機能を低下させる作用があることも分かっている。”
高リノール酸=ガン、心筋梗塞、脳梗塞を誘発。

これが広まって以降、”リノール”の文字が消えた。
我が家にあったベニバナ油の缶にも”オレイン酸”のみで”リノール”の文字はなかった。
(100gあたりのリノール酸含有率:ベニバナ油72%、グレープシード油64.5%、オリーブ油11%、
ゴマ油48%、キャノーラ油21%、大豆油50%、コーン油47%)
その他マーガリン、マヨネーズ、ショートニングにも多く含まれる。

※ショートニング:トランス型脂肪酸。日本以外では厳しく規制されている。
欧州では一部販売禁止、ドイツではトランス型脂肪酸を含むマーガリンは製造禁止。
クッキー、アイスクリーム、フレッシュ(コーヒー用)、レトルト食品などに含まれる。
マーガリンの危険性について
欧州のように規制したら、雪印は・・・。”パンにはやっぱりネオソフト”?
”味なことやる”マク○ナルドで使っているのはショートニングです。
メニューのアレルゲン情報(←このリンクは2003/04/14現在利用できません)

※マク○ナルドがHPをリニューアルしたようだ。今度のバージョンにもアレルギーに関する
記述があるのだが、何故か”ショートニング”の文字が見当たらない。
なんでだろう?関係者がこのページ見たのかな?
現在メールにて直接問い合わせ中。
ひょっとしたらこれかな?→マックのポテトがヘルシーに
でもリノール酸増やすって書いてある・・・
(2003/04/14加筆)

最近ではアトピーの原因の1つということも判明し、アレルギー体質の人も摂取は避けるべきだろう。

購入の際には”高オレイン酸”表示のあるベニバナ油かαーリノレン酸(リノレイン酸)表示のものを。
※αーリノレン酸:シソ油、月見草油などに多く含まれる。

毎日のように口にするものには注意したいものだ。(代替物があるのはありがたい)

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