バリ島爆弾テロ


10月12日深夜、バリ島クタにあるナイトクラブ”サリ・クラブ(SC)”前の路上に駐車した車に
仕掛けられた爆弾が爆発、180人以上が死亡、300人以上が負傷した。
(サリクラブの反対(東側)にはママズというドイツレストラン、西側一帯には3000円程度で
泊まれる安宿が多数点在しており、欧米人長期滞在者、特にサーファーが多いエリア)
SCはレギャン通りのほぼど真ん中に位置していた。

12日はイエメンで起きた米駆逐艦コールへの小型ボートによる自爆突入テロからちょうど1年目だった。


インドネシア国民は5宗教(イスラム教、プロテスタント、カトリック、ヒンドゥー、仏教)のいずれかを選択
しなければならない。国民の90%がイスラム教徒。身分証明書には宗教が記載される。
(無宗教者=共産主義者とみなされる)

バリ島では島民の90%がバリ・ヒンドゥー。

よって、犯人がイスラム系だとすると、バリで爆弾テロを行っても同胞(同宗教)を殺害してしまう
危険性が低くなる。多くの欧米人がバカンスで訪れることもテロリストにとっては好都合。
今回テロがおきたクタ・レギャン付近はオーストラリア人観光客が多い。
特にサリクラブでは多くのオージーが夜中まで騒いでいる。(営業は深夜3時まで)
入り口にはセキュリティーが立ち、観光客は無料、地元民からは入場料を取っていた。
(売春婦の入場を制限するため)
犯人は綿密な下調べをしたか、内通者がいるものと思われる。

バリの旅行関係者は”バリはヒンドゥーの島だからテロには関係ない”という雰囲気でNYのテロ後
観光客の誘致を行っていた。この事件で旅行者は激減するだろう。
(今年の夏休み中の日本人観光客の訪バリ人数は過去最高となった・・・)


昨年のNYテロ直後、バリの東にあるロンボク島にビンラディンが潜伏しているとの噂がたった。
ロンボクにはアフガンからオーストラリアへ不法入国する難民の中継基地があるとも言われる。

・昨年ノルウェー船籍の貨物船がインド洋上でアフガン難民400人以上を救出したことを巡り、
同船がオーストラリアへの入港を拒否され、洋上で立往生した。
その後、ニュージーランドとナウルが受け入れを表明したが、オーストラリアが移送への協力も
拒否するという出来事があった。

・2001年11月6日、南ジャカルタのオーストラリア人学校に手りゅう弾が投げ込まれる事件が起きた。
(被害者ナシ)

・昨年11月のオーストラリア総選挙では不法難民阻止を公約した
ハワード政権(与党保守連合)が勝利した。

無差別テロではあるが、オーストラリアがメイン・ターゲットのような気がする。

亡くなられた全ての犠牲者の冥福をお祈りします。

報道機関によってはレギャン地区と言っているが、”クタ地区のレギャン通り(ジャラン・レギャン)”が正しい。

バリのホテルで働く友人(日本人)の無事は確認できました。
現地ではまた爆破があるだろうと噂になっているようです。

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