訪問者(見学者)宣言書
(UNC REG 551-5)


統合警備区域への訪問者(見学者)は、下記を読み、そして署名することを要求されます。

1. 板門店の統合警備地区の見物は、敵性地域への立ち入りを伴わない。敵の行動(活動)に
  よっては危害をうける又は死亡する可能性があります。統合警備地区は中立地域ですが、一方(南)
  は、国連軍の軍人により、他方(北)は北朝鮮の陸軍軍人によって、それぞれ分割警備されています。
   国連軍のゲストの皆様は、軍事境界線を越えて北朝鮮軍の管理する
統合警備地区へ立ち入ることは許されていません。
   また、事変、事件を予期することはできませんので国連軍、アメリカ合衆国及び大韓民国は訪問者の
  安全を保障することはできませんし、敵の行う行動に対し、責任を負うことはできません。
2.訪問者は下記事項に従わなければならない。
a   国連軍軍人は、勤務時間外の服装として、軍種により規定された適切な軍服を着用する。
  訪問者は、国連軍の威厳を保持するに適切な私服を着用する。
b   統合警備地区へ立ち入る前に、各訪問者(軍人を含む)は、国連軍の正式ゲストであることを
  証明する薄片のバッヂを受け取って下さい。このゲストバッヂは、外部から見える衣服の上部左側に
  つけなければならない。このゲストバッヂは、キャンプ キティー ホークから出発する前に、
返納されなければならない。
c   北朝鮮軍人及び中華人民共和国義勇軍と、会話することを含んで、親しくすることや、交際することは、
  固く禁じられている。北朝鮮軍兵士、中華人民共和国義勇軍兵士は、次により識別できる。
  (1)軍人・・・・・・・・警備兵は、褐色又は、くすんだ茶色の北朝鮮軍服で腕に赤色の腕章を装着、
              休戦軍事委員は、黄色の腕章を装着している。
  (2)報道関係者・・緑色の腕章を装着している。
  (3)訪問者・・・・・・上部ポケットに緑色の布片を装着している。
d   訪問者は、北朝鮮側にとって、国連軍に対する宣伝材料となりうるような見振り(身振り?)表現等を謹む。
e   訪問者は、見学の最初から最後までグループとして行動し、見学案内者の全ての指示に従うように。
   いかなる不平・苦情はキャンプ キティー ホークに帰った後にうかがいます。
f   火器、ナイフ等いかなる武器も、統合警備地区へ持ち込んではならない。
g   共産側支配下の地域及び建物(黄かっ色に塗色)には、いかなる理由があっても立ち入れない。
   統合警備地域内の国連軍の建物(青色に塗色)立ち入るには、事前に見学案内者により許可を得なければならない。
h   いかなる時でも見学者は、部隊の進路に立ちどまったり遮ぎったり(遮ったり?)してはならない。会議室内の施設や
   装備をみだりに操作しない。統合警備区域内は、写真撮影が許可されているが、
CKP#1(キャンプ キティー ホーク入り口)からCKP#2(統合警備区域入口)の
間の途中は禁止されている。
3.  以上の事項に関するいかなる質問も、見学案内に聞きたださなければならない。

DECLARATION   (宣言)
私はこれを読み、理解し、そしてこの指導(指示)に従います。
私が未成年の家族を伴っている場合、この見学に際して、わたくしが責任を有する未成年者を伴った場合、
私のこのサインは彼らにとって、これらの指導(指示)を承認することを意味する。

UNC Form 12EJ  1 May 85


原文に忠実にコピー。(2箇所訂正)

文体(丁寧体、普通体)&読点の用法がめちゃくちゃな何とも読みにくい文章である。そろそろ改訂すべきでは?
(日本語を勉強した日本人に。17年前ならこれで良かったのかも知れないが・・・)
”塗色”という言葉は日本語ではないような気がする。”塗装”でよいのでは?

聞くところによると以前(今も?)、日本人観光客は言うことを聞かず、自分勝手にあちこち
見てまわるので規制が厳しくなったとか。

板門店ツアーの際、ブラックジーンズを履いていた。注意書きにはジーンズとなっていたため
ブルーはだめなのかと判断、黒にした。バス内でチェック。米軍キャンプに到着した際、”ダメ”だと。
結局上から白いズボンを履かされた。男性はジーンズ以外を、女性はスカート&ジーンズ以外を。
校則じゃあるまいし。そのうち茶髪も禁止されるかもしれない。
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