フェリー


この数日前日本に電話をし、父が脳梗塞で倒れたと知る。帰国の必要なしとのことでフェリーを予約。

北島と南島の間Cook Strait(クック海峡)を結ぶフェリーは2種類ある。

The Interislander: 1日5往復 所要約3時間。
The Lynx    : 1日2往復 所要約1時間45分(運賃はInterislanderの2割増)

船に弱い僕は迷わずLynxを予約。乗船当日、1時間前に埠頭へとのことで12時半に到着。
順番待ちをして係員にチケットを見せる。すると”あなたの便はキャンセルになった・・・”
突然のことで直ぐには事情が飲み込めなかった。
説明によると前日ピクトンでLynxにビッグ・トラブルが起きたので、今日のLynxは全て運休になったと。

Interislanderは2時半出発の便(当時)がある。しばらく考えていると、
”1時半に貨物専用フェリーがあるが”との提案。
3時間20分かかるものの、迷わず選択。どうせ酔うなら早い方がいい。
しかも冬なので日没前には南島に着きたい。

ところが、写真のように数百頭の羊ご一行様も同乗。これが臭いのなんの。(糞尿垂れ流し)
客室フロアのドアは開け放たれ、煙突からの煙&階下からの羊臭。
船酔いする前に臭い酔い。ややしばらくして、輪を掛けての船酔い。地獄の3時間20分船旅となった。

トラブルはこれに留まらない。Pictonに到着後、フラフラの状態で運転席に座り、ゲートが開くのを待った。
しかし・・・

僕の前にいた2両連結のトレーラーの後部全輪が原因不明のロック。全く回らない。
鉄板の床とタイヤの摩擦音がケタタマシク鳴り響く。
結局その後30分、やっと乗用車1台分の隙間ができ、何とか南島上陸。
僕以外でこの貨物フェリーに乗った乗用車はもはや影も形もなかった。

間もなく日没、しかしここから一刻も早く離れたいとの一心で夕闇迫る中、カイコウラへと向ったのだった。

The Interislander Line

事前予約等によってかなりの割引がある(最高50%off)。長期滞在者は早めに予約を。
(払い戻しの制約等あるので要確認)

レンタカーの場合:埠頭で乗り捨て、フェリーには人&荷物のみ。対岸到着後、新たな車に乗り換える
システムがほとんど。レンタル前にフェリーの件を要確認。

後日談:この一件により、フェリー運賃の差額が発生。滞在中、払い戻し請求を4度行うも未だに支払われない。
不誠実極まりない会社である。

この時の貨物フェリーは”ARAHANGA”。1972年建造。2001年引退。
当時の通常のフェリーは”ARAHURA”と”ARATIKA”。(ARATIKAは1999年引退)
現在は”ARAHURA”と”ARATERE”(1999年就航)の2隻とLYNX。
2005年8月には新たにKaitakiというフェリーが就航した。



これ以外に3台の羊専用トレーラー・・・



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